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Twitterの延長線上。百合姫関連

大室家の話と百合姫の総括

2023年百合姫の総まとめ記事を書こうとしたものの挫折したので、個々の作品の話ではなく全体に主眼を置いたまとめに大室家のもろもろで思ってることを加えてひとつにまとめたものになります。

大室家の話から

去年の好きなコマ

それがこれ。楓のことをほめるシーン。


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コミック百合姫2023年3月号より

これだけなら特に変哲のない姉としての撫子に見えるのだが、他のコマと比べてみると櫻子や花子に接するときとは少し異なっているように見える。


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コミック百合姫2023年10月号より

参考がこれ。当然こっちも上で言った姉としての撫子がよく出てるコマだけど、最初に挙げたコマの撫子の方が雰囲気とか言葉遣いとかが柔らかい感じがする。指先だけくっつけてるの好き。(これも楓に合わせたやわらかい仕草に見える)

ちょっと考えてみると、櫻子花子と楓じゃ血縁関係あるか無いかとか年齢とかいろいろ違いすぎるわけで、雰囲気が変わってくるのは当たり前のことなんだけど、そういう違いを分かりやすく描き出す丁寧さに恐れ入った一コマだった。

映画の話

PV2弾が公開されたので

普通に期待できると思う。撫子が藍にお菓子あげるところ2人見えなかったけど多少改変いれてるのかな?

なんか全体的に動きがカクカクしてた気がした(特に美穂。なんか通信悪い時のGIFみたいな動きしてた)けど、あれぐらいなら問題なく見れると思いたい

ちょっと気になってるのが、3巻から撫子の彼女の声だけは描かれているのでそのままだとそこの声で彼女が誰か判明しちゃうこと。バカ正直に再現するなんてことはないだろうしなんなら採用されるかどうかすら怪しいからそんなに気にすることでもないかもだけど

生放送みたいなやつは見てないので悪しからず

撫子の彼女予想

せっかく大室家関連のいろいろを書くということなので最後に撫子の彼女予想をやって終わろうと思います。と言ってももう言い尽くされた話だと思うしここで書くこともどこかで言われたことだと思うんだけど、書き残しておきたかったので書きます

結論から言うと三輪藍さんが撫子の彼女なんじゃないのかな〜と。

というのも3人が撫子にコスプリ撮ろうと提案するところで、最初に言い出しためぐみは一瞬で却下したのに対して、藍のお願いに対しては一瞬返事に詰まってたんですよね。

これ結構大きいと思ってて、電話の内容から撫子の彼女の頼みを嫌がりながらも断れない姿を見せられている以上、絶対嫌だと思っているコスプリでも即却下を躊躇してるってのはそういうことなんじゃないですかね。

他に根拠として挙げられるのは普通に藍が映画好きなところが一致してるとか、ちょっとメタ的な見方をすると藍だけなんかコマが多い(気がする)辺りかな?

後者については、例えば撫子が3人のヘアアレンジをする回なら藍だけアイコンタクトを取っているようなコマがあるし、撫子が彼女と仲直りした回にも藍の顔がアップで映されているコマが入ってるみたいな感じ。(当然他の2人のそういうコマを見落としているだけかもしれないが)

いつかは明かして欲しいけど、映画内で公開されることは無さそう。まあ仕方なし

百合姫2023年

一番言いたいのは異世界系多くない?ってこと。わた推しが調子いいのは分かるんだけど、だからといってそんな読み切りまで異世界系で染め上げる必要があったのか疑問。

その一方で青春系?の王道な恋愛漫画ものが全く追加されなかった事実は結構良くないと思う。今で言うとその枠はcitrus+、ささ恋、踊り場辺りなんだけど、最終追加が踊り場(スピカをつかまえても入りそうだけどほぼいないのでカウントしていない。ごめん)というのは少し不味いのでは。

ロンガルが完結して1年、割とそういう王道系に近い?作風のきみつづももうすぐ終わる、踊り場も物語のターニングポイントを迎えているという現状で、新規追加はやっぱり欲しい。自分の好みの作風っていうのもあるんだけど

一昔前の編集部座談会で言ってた「攻めと守り」みたいなやつを思い出して欲しい。ここであげた作品って割とオーソドックスなスタイルだし、百合姫の中では「守り」側に位置する作品だと思うんだけど、そういう作品が全く追加されないのは良くないことでしょう。

じゃあ誰を、という話ですが普通に樫風先生、春花あや先生あたりが来ると嬉しいな〜と思ってます。(玉崎たま先生見れたら嬉しいなぁ…)

ここまで散々「守り」のことを書いてきたんだけど、でもやっぱり「攻め」は大事にしてほしいし、それが百合姫の存在価値だとは思ってます。きた君みたいな作品を世に出す努力は今年もあったと思うし、攻めの姿勢は崩さず続けてほしいですね。